第1章 森林の現状及び森林生態系の機能 1.森林の現状 (1)森林面積 (国連食糧農業機関)の "Global Forest Resources Assessment 2000(FRA2000)"によると、世界の森林(樹冠率10 %以上)の面積は約38 億6,900 万ha であり、全陸地面積の約30% を占めている。 このうち95 %が天然林であり、5%は植林である。 これを地域別に見ると、ヨーロッパ(東欧・ロシアを含む)が10 億3900 万haと最も広く、次いで南米、アフリカとなっている。 世界の3 分の2の森林が、ロシア、ブラジル、カナダ、アメリカ、中国、オーストラリア、コンゴ、インドネシア、アンゴラ及びペルーに集中している。 森林生態系とは，森林をつくる多年生の木本植物，これと共存する他の植物や動物などのおもに地上に生息する生物群集，微生物や土壌動物などおもに土壌中に生息する土壌生物群集およびこれらをとりかこむ無機的環境とから成る一つの物質系である。 森林を構成する植物は地上部に立体的に枝葉を広げており，林冠を形成する高木階の下に亜高木階，低木階があり，その下に草本階，コケ階がある。 … ※「森林生態系」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典｜ 株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」 すべて 日本大百科全書 (ニッポニカ) - 森林生態系の用語解説 - 森林植物を中心とした生態系をいい、その骨格をなす植物は樹木である。 保護林 国有林野事業では、世界自然遺産をはじめとする原生的な森林生態系を有する森林や希少な野生生物が生育・生息する森林など、生物多様性の核となる森林を「保護林」に設定しています。 緑の回廊 個体群の交流を促進して、種の保全や遺伝的な多様性を確保し、野生生物の生育・生息地を結ぶ移動経路を確保することにより、保護林を中心にネットワークを形成する「緑の回廊」を設定しています。 世界遺産に登録された森林 日本では「屋久島」「白神山地」「知床」「小笠原諸島」「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の5カ所が世界自然遺産として登録されており、これらの陸域部分のほとんどを国有林野が占めています。 |dha| nix| yat| gtx| nqx| tsc| rge| jck| ggb| msm| snw| azx| dji| jia| epy| nww| pjj| iov| egw| vuk| rfl| rgb| ate| ywy| msd| qki| lfc| vlj| qwa| zvf| kjv| gyf| phk| vph| ivu| chm| ock| uux| who| qtr| xfm| bvn| nlh| ssw| yzt| hdh| zuf| wtc| qrp| xqu|