ふりさけみれ ば
小倉百人一首の和歌の紹介をしています。 ここでは歌番号7番、阿倍仲麻呂 (あべのなかまろ)の和歌を紹介していますが、他にも作者別や上の句・下の句などでも百人一首の和歌を検索・調べることが出来ます。
「 阿部仲麻呂 」とは別人です。 阿倍仲麻呂(『前賢故実』より) 阿倍 仲麻呂 [1] (あべ の なかまろ、 文武天皇 2年〈 698年 〉 [2] - 宝亀 元年〈 770年 〉 1月 )は、 奈良時代 の 遣唐 留学生。 姓 は朝臣。 筑紫大宰帥 ・ 阿倍比羅夫 の孫。 中務大輔 ・ 阿倍船守 の長男 [3] 。 弟に 阿倍帯麻呂 がいる。 唐名を「朝衡 [4] /晁衡」(ちょうこう)とする。 唐 で国家の試験に合格または推挙で登用され [5] 唐朝において諸官を歴任して高官に登ったが、 日本 への帰国を果たせずに唐で客死した。 なお 小倉百人一首 では 安倍仲麿 と表記される。 生涯 阿倍仲麻呂(百人一首より)
【意味】 大空を遥かに見渡してみると、月が出ている。 あの月は故郷の春日の三笠の山に出たのと同じ月なのだろうか。 【単語解説】 "天の原":大空。 "ふりさけ見れば":「ふり」は接頭語。 「遠くを見渡すと」という意味。 "春日":現在の奈良市、春日神社のあたり。 百人一首の7番歌の解説 かつて遣唐留学生として唐に派遣されていた安倍仲麿が、月を仰ぎ、故郷への思いを募らせた歌です。 結局安倍仲麿は生涯帰国することは叶いませんでした。 作者について 作者は安倍仲麿 (あべのなかまろ)。 唐朝で高官にまで登りつめたものの、結局日本への帰国は果たせませんでした。 百人一首の中で唯一、日本ではない異国の地で詠まれた歌です。 まとめ いかがでしたでしょうか。
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