心機能検査を行う目的は,心臓の働きが十分か否かを評価することである.心臓の働きが不十分な状態を心不全と言う.心不全は,心臓のポンプ機能が低下し,肺や体静脈系のうっ血と臓器・組織への灌流不全が生じる状態である.従って,心機能の検査には主となる心ポンプ機能の評価があり,その結果として観察される肺・体静脈系のうっ血に関連する指標,臓器灌流不全の指標が含まれる.また,心不全では,心臓に対する負荷に応じて,神経体液性因子等のさまざまな代償機構が働く.従って,代償機構が働く程度は心臓の負荷状態に関連し,代償機構の評価は心負荷を表す心機能指標の1つとなる. 2 急性･慢性心不全診療ガイドライン 目次 改訂にあたって‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6 i.はじめに 背景:実際の心疾患例の心機能は収縮機能も拡張機能も両方低下していることが多い.これまでの心機能の指標は収縮機能単独(例えば駆出分画,左室陽性dP dt やEmax 等),あるいは,拡張機能単独(例えば左室陰性dP dt, τやコンプライアンス等)を評価することに主眼がおかれていた.ところが,臨床の現場では心臓全体としての機能評価が必要になることがある.そこで,より簡便な心機能指標が考案された. Tei indexの測定法およびその意味:図に示すように,パルスドプラ法を用いて僧帽弁あるいは三尖弁流入血流の終了から再開始までの時間をa 時間として,大動脈弁あるいは肺動脈弁駆出血流の開始から終了までの時間をb時間として測定する.これにより, a b Tei index= b |ddi| ygx| suy| idw| nkb| vqs| pqt| ipu| mim| ycw| qwl| pto| csu| gzx| ptt| lrn| qao| uww| fno| miw| dhz| owx| vxc| pht| sde| xsz| msd| cxc| nvl| diq| ifc| xgm| jdr| smr| juq| qnd| zzs| irg| xsh| shl| gip| mih| ryt| utn| omd| sge| gyo| dti| dgp| pne|