閑 さ
何道不洽,何藝不閑。 【正字通】閒暇、閒宂與閑音同義別。潘岳閒居賦,淸 𥡆 敞閑,本作閒,吳棫韻補引賦攺作閑。字彙引入閑註,譌誤與韻補同。正韻十刪閒註:俗作閑。分閒、閑爲二。閑註,闌也,習也。 又訓散也,宂也,暇也。亦作嫺。嫺註:通作閑。
閑さや岩にしみ入る蝉の声 (しずかさや いわにしみいる せみのこえ [1] )は、 松尾芭蕉 が 元禄 2年 5月27日 ( 1689年 7月13日 )に 出羽国 (現在の 山形市 )の 立石寺 (山寺)に参詣した際に詠んだ 発句 [2] 。 『 奥の細道 』に収録されている。 随伴した 河合曾良 が記した『 随行日記 』では、 山寺や石にしみつく蝉の声 とされている [2] 。 『奥の細道』の中でも秀吟の詩として知られている [2] 。 論争 1926年 、歌人の 斎藤茂吉 はこの句に出てくる蝉について アブラゼミ であると断定し、雑誌『 改造 』の同年9月号 [注釈 1] に書いた「童馬山房漫筆」に発表した [2] 。 これをきっかけに蝉の種類についての文学論争が起こった。
狂言独特の体の使い方の約束ごとがあり、これを〈型〉といいます。今回は、松尾芭蕉の代表的な句集「おくの細道」より「閑さや…」を取り上げ、蝉が鳴きしきる現実とは別の次元の心の「閑さ」を詠んだ句を、萬斎さんが「蝉の精」の型で表現します。
①ひま。 いとま。 「閑職」「閑人」「小閑」 [対]忙 ②のどか。 しずか。 「閑散」「閑静」「森閑」 [類]①②間 ③なおざり。 おろそか。 「閑却」「等閑」 ④ならう。 なれる。 閑の解説 - 小学館 デジタル大辞泉 かん【閑】 [ 常用漢字 ] [音] カン (漢) [訓]ひま しずか 1 用事 がないとき。 ひま。 「 閑暇 ・ 閑日月 /寸閑・ 繁閑 ・ 有閑 ・ 農閑期 」 2 実用的でない。 むだ。
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