下剤 乱用
自分で吐いてしまうこと(自己誘発性嘔吐)、下剤や利尿剤の乱用は、「排出行動」と呼ばれ、過食しても体重が増えないようにしようとするという意味の「代償行動」の一つです。 「浄化する」という意味の「パージング」という言葉も知られています。 さて、これらの排出行動は、食べた物を排出するだけなので、身体には何の影響も与えないように見えるかもしれません。 しかし、実際には、排出行動を繰り返すと、身体へのダメージが生じます。 まず、頻繁に嘔吐すると、胃酸の影響で歯の表面が溶けて痛みが生じたり、口腔内の炎症が多くなったりします。 また、胃酸や腸液が失われると、体内のカリウムが失われ、低カリウム血症になります。 これは、心臓に影響を与え、不整脈などが生じることも珍しくありません。
下剤(便秘薬)の副作用と後遺症 下剤の副作用や後遺症とは? 大腸刺激性下剤の副作用や後遺症とはなんでしょうか。 一つには下剤常用・乱用になりやすいことです。 この傾向は摂食障害の方に特に強く認められます。 摂食障害に下剤乱用を合併し、1日茶碗1杯分の下剤(数百錠)を飲んでいた方もおられます。 大腸刺激性下剤は、大腸のぜん動運動にまつわる神経系を薬の力で活発化して無理やり大腸を動かし便を体外に追い出す、というものです。 下剤としての効果は強力ですが、無理やりに動かされた大腸は疲弊して動きが鈍くなり、副作用として便秘になります。 おしりをペンペンたたかれてむりやり走らさせられたとして、その時は良いタイムがでたとしても、その後の疲労はなまなかなものではない、ということです。
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