プロポフォール 注入 症候群
プロポフォール注入症候群(propofol related infusion syndrome,PRIS)はプロポフォールにより心 筋障害や横紋筋融解などを呈する症候群で,致死率が 高い1)。本邦の添付文書では,プロポフォールは集中 治療における成人患者の鎮静
<本研究で判明したPRISの発症機序> 今回の研究では神経芽細胞腫由来SH-SY5Y 細胞※にプロポフォールを投与すると、時間と投与量に依存する形でミトコンドリア呼吸鎖複合体(complex I・II・III)※を抑制することを発見しました。 また、その結果ミトコンドリアが好気性から嫌気性代謝へと変化すること、また活性酸素種(以下「ROS」)を産生すること、及びROSが細胞の死を引き起こすことが分かりました。 これは、プロポフォールがミトコンドリアの電子伝達を撹乱し、活性酸素を細胞で発生させることが毒性に必須な過程であることを示しています。 こうした細胞の死が、神経系・代謝系・筋系など様々な身体機能を害し、最終的に多臓器不全を起こすPRISの原因と考えられます。 ※後述「用語解説参照」
プロポフォール(注入)症候群 プロポフォールを高用量で長期間使用し続けると、 プロポフォール症候群 または プロポフォール注入症候群 と呼ばれる病態が出現する。
Propofol Infusion Syndrome (PRIS) Êプロポフォール投与を契機に発症する 複合的な病態 Êショックや重篤な不整脈の出現後では救命は難しい 1990-1992小児へのプロポフォール持続注入開始後,代謝性アシドーシスが進行し,心不全や薬剤に反応しない不整脈によって死亡した報告からPRISが注目されることとなった BMJ 1992;302:613-6 病態を理解し適切にプロポフォールを使用することが肝要 病態生理 Ê骨格筋や心筋細胞の崩壊が特徴 Êミトコンドリアの呼吸鎖および脂肪酸酸化を障害し細胞傷害を惹起する →嫌気性代謝の亢進、アシドーシス Ê遊離脂肪酸の増加による催不整脈作用 u カテコラミンや糖質コルチコイドとPRIS
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