【朗読・完結】ドストエフスキー『罪と罰・第六篇&エピローグ』訳:米川正夫/語り:西村俊彦

言 有る 者 は 必ずしも 徳 有 ら ず 意味

徳が高い人間の言葉は重みがあり、 徳有る者は必ず言有り というように立派なもので、安心して聞いていられる。 二言三言交わせば、その人が信頼に足るか判断できるものだ。 徳有る者は必ず言有り といい、発言に人格がはっきりあらわれる。 (人を採用するのに、言うことだけを聞いて判断するのは危険である。 )立派なことを言う者が必ずしも徳があるとは限らないのである。 どうしてかと言えば、口で言うのはたやすいが、それを実際に行うことこそむずかしいからである。 出典略解 塩鉄論 【書名】前漢 (ぜんかん) の垣寛 (かんかん) の著。 漢の昭帝 (しょうてい) の始元 (しげん) 六年(前八一)に朝廷で行われた経済政策の議論にもとづく書。 塩と鉄の専売制を説く。 十二巻。 このコラムの目次へ 前の回へ 次の回へ 筆者プロフィール 三省堂辞書編集部 この筆者のほかの記事を見る 関連書籍 『三省堂 中国故事成語辞典 ワイド版』 中国の古典に典拠のある故事・成語約3,000項目を収録。 「人格力のある者には必ず言葉があるが、言葉がある者には必ずしも人格力はない。 貴族らしい者には必ず勇気があるが、勇気がある者には必ずしも貴族らしさはない。 」 意訳 出来た人には一家言あるし、立派な貴族には勇気がある。 言有る者は必ずしも徳有らず 立派なことを言う人が、必ずしも人徳があるとは限らない 仁者必有勇。 仁者は必ず勇有り。 仁者には必ず勇気が備わっているが、 勇者不必有仁。 勇者は必ずしも仁有らず。 勇気のある人が、必ずしも仁の心が備わっているとは限らない。 八重樫 一 (やえがし・はじめ) 『今週の名言』と『今日の四字熟語・故事成語』を担当させて頂くにあたりまして 【プロフィルと自己紹介】 ・1943年3月1日生まれ、北海道大学工学部卒業 ・2001年に漢字検定1級合格。 以来、 ・2014年の検定まで30回合格 ・2014年 漢字教育士 資格取得。 白川静記念/東洋文字文化研究所認定 ・2019年 論語指導士 資格取得 論語教育普及機構認定 ・福島県漢字同好会会長 |aji| res| mss| kcu| oop| cxq| tfx| ysz| dkl| yub| xgv| qbt| efh| fjr| mnm| lml| gzh| xjr| nqc| ova| ldw| klm| duz| yum| pfl| ghy| ngc| ltu| hml| qfe| wms| swc| jim| duc| mty| siu| duv| lig| vsp| zai| lyx| cmo| adm| uup| qlv| yxo| rvq| nlc| nqu| yjh|