神経 根 ブロック 手技
II 各神経ブロックの概要と実際の手技 1. 神経根ブロックとは 神経根ブロックとは,椎間孔から脊柱管外に出た脊髄神経またはその周囲へ局所麻酔薬とステロイド剤を注入する方法であり,その目的は選択的ブロックによる痛みの緩和を得ること,また同時に放散痛や感覚低下部位の確認による責任神経根を同定することである. また,ブロック時に行う神経根造影により, 神経の絞扼や走行異常の確認も可能である. 神経根ブロックの適応は主に,神経根症を伴う脊椎疾患である. すなわち頚椎・ 胸椎・腰椎椎間板ヘルニア, 腰部脊柱管狭窄症,圧迫骨折による神経根症状, 腰椎術後等の神経根症,がんの脊髄神経への浸潤等が対象となる.
神経根ブロックには、交感・知覚・運動神経の遮断による痛みの軽減や血流増加などの局所麻酔薬による効果や神経根周囲の抗炎症作用などのステロイド薬による効果のほかに、薬物注入により神経根周辺の癒着や炎症を取り除く効果がある
一般的に神経根ブロックはとても難しい手技とされますが、経験を積んだ医師であれば数秒で終わります。 最後の治療薬(局所麻酔薬)を入れるときに痛がる方が多いですね。
神経根ブロックはX線透視を用いて行うのですが、神経はX線では写し出されませんので実際にはX線で確認できる脊椎の骨格像をもとに神経根の通っている部位へ注射針を刺入して神経根を探します。
第17回日本臨床麻酔学会総会ワークショップ 神経ブロック-安全で確実な神経ブロック手技の追求- 神経根ブロック 湯田康正* I 頸部神経根ブロック(図1) 1. C3, C4, C5神経根ブロック(斜 位法) 患者はX線 透視台上に仰臥位をとる.頸 肩部に薄 い枕を入れ,顔 面を健側に向ける. X線 透視軸を頭側に約10°傾け,C2/3~4/5椎間孔が よく見えるように調整する. 各椎間孔の下端やや後方より斜め下方に前結節の 透視像が確認できると同時に各椎間関節も見える.
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