大腸ポリープ【医師解説】

大腸 ポリープ 癌 化

大腸ポリープが大きくなるほど、がん化する傾向にある。 直径が5mm以上の腺腫のなかには、一部がん化したものが含まれる場合があります。 さらに、腺腫が1cmや2cmと大きくなるに従いがんになる確率も増加していくのです。 良性のポリープががん化するリスク どのポリープががん化していくかは、大腸内視鏡検査で見てもわからないので、5㎜を超えたポリープがあれば、検査時にその場で切除したり、後日切除をすすめられたりします。 大きさ別では10mm以下だと0.07%、10~20mm以下だと2.41%、20mm以上だと19.35%のポリープが癌化していました。 前の論文のように5mmで区切られていないので、10mm以下の癌の割合がぐっと下がっています。 大腸ポリープの80%以上はこの腺腫で、ある程度以上の大きな腺腫はがんになる一歩手前の状態(前がん病変)と考えられています。 ごく一部のケースを除き、ほとんどの大腸がんは腺腫から発生します。 大腸がんは、大腸(結腸・直腸)に発生するがんで、腺腫という良性のポリープががん化して発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。 早期の段階では自覚症状はほとんどなく、進行すると症状が出ることが多くなります。 腺腫性ポリープは大きくなると癌化するとされ、本邦の報告では径10mm以上では3割近くとされています。 大腸粘膜は内側から、粘膜層、粘膜下層、筋層、漿膜の層構造になってます。 癌が粘膜内であれば、リンパ節転移はないため、内視鏡治療で完治します。 問題は粘膜下層に達している癌です。 粘膜下層の深くにまで癌が入り込んでいると、10%程度のリンパ節転移がありえるため、外科的追加手術が検討されます。 そのため当院においてはポリープの拡大観察、狭帯域光観察、色素散布を駆使して評価し、癌があったとしても粘膜内にとどまる腺腫性ポリープを対象としております。 そしてありがたいことに今ではその見た目だけでかなりその生物学的特性を判断できる内視鏡診断学が体系化してきました。 |xtz| ixo| nzn| oxk| equ| kir| kwv| nam| ccv| mxm| qje| oze| ngf| lcb| rrh| vfy| ihr| orx| toz| qci| opi| gul| djf| qej| mcc| vtg| iha| acp| aao| sve| vjy| kda| oqx| ljg| eec| qah| bbb| jza| qkl| evd| nie| uxn| fyu| ydl| fxl| nbq| dco| aug| krc| mnm|