マトゥラー 仏
本像が製作されたパキスタンのガンダーラ(現在のペシャワール地方)は、インドのマトゥラーとならんで仏像誕生の地として有名である。 マトゥラーの仏像がインド的な顔つきや姿をしているのに対して、ガンダーラのものはヘレニズム文化の影響を受け、ギリシア彫刻のように顔は彫りが深く、衣が厚手にあらわされるという特徴がある。
二体ともグプタ朝の5世紀造立。 薄手の大衣を通肩にまとい、身体をひねる。 衣文線が美しい。 グプタ期のマトゥラー仏の特徴は、通肩にまとった衣が身体に密着し、細い陽刻線によって身体全体を、流麗な衣文が覆っている。 仏頭部(5世紀、サールナート出土、ニュ-デリー国立博物館) チュンダー(准胝観音)(ニューデリー国立博物館) 仏頭部は、グプタ美術の最も優れた作品の一つである。 インドの如来像頭部で精神的表現と優美さを備えた作品は少ないといわれている 仏三尊像(グプタ期 5世紀、砂岩製、高さ 約160Cm 中尊の 像高 100Cm、サーンチー第一仏塔) サーンチー東トラナ (塔門)奥の繞道(にょうどう)に安置されている仏三尊像で、5世紀のグプタ紀にマールワール地区で造られた。
インド・マトゥラー 高29.1 クシャーン朝 3世紀 TC447 拡大して表示 さらに拡大して表示 2023/07/04から2024/06/30まで東洋館 3室で展示 蓮弁,連珠文,斜線文,花綱状飾りからなる円形の前立ち飾りをつけた冠飾を戴く菩薩像。 大きく弧をえがいた眉,輪郭のはっきりした目,口許を引き締めた面貌は,クシャーン朝のマトゥラー彫刻の特徴であるが,装飾などに形式化がみられる。 コレクション一覧 名品ギャラリー ColBase e国宝 画像検索 デジタルライブラリー 研究データベース 東京国立博物館-トーハク-の公式サイトです。 展示・催し物の情報や来館案内、名品ギャラリーなどをご覧いただけます。
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