どまらず、がん患者さんの生活の質を明らかに悪くしています。 口腔ケアは、患者さんの口腔の不快症状を取り除き、「食べる」 ことや「話す」ことを支え、患者さんのQOLをできるだけ維持し ていくために非常に重要です。 がん治療と口腔ケア 北海道中央労災病院第二歯科口腔外科部長笠原和恵 国民の死亡原因 第1位 がん 第2位心疾患第3位 肺炎(誤嚥性肺炎) 口腔と全身とのかかわり 口腔の健康管理が糖尿病や肺炎予防など、全身の健康に重要な役割を果たすことが、科学的に立証されている。 口腔は皮膚、腸管とともに三大細菌叢といわれ、最も細菌が多くて汚いところ 口腔細菌叢 唾液1ml には100万個を超える口腔細菌があるさらに口腔内の各部位には唾液よりもずっと密度が高い状態で細菌が付着 歯垢(口腔内バイオフィルム) 年齢による口腔細菌叢の変化 1)成長期から成人期では虫歯の原因菌である ミュータンス連鎖球菌などが出現 2)さらに、歯と歯肉の間にミクロの隙間ができて、酸素を嫌う偏性嫌気性菌も定着 歯肉炎、歯周病 口腔細菌 います。各病棟には口腔ケアリンク ナースを配置しています。歯や口の状態が悪いと全身にも悪い影 響を及ぼします。専門的治療により歯 や口の機能回復をおこない、患者様の 健康増進に寄与します。口腔ケア 緩和ケアチームには、医師 口腔がんのリハビリテーションでは、担当医や看護師はもちろん、発声や嚥下などの訓練を行う言語聴覚士（ST）、栄養状態の管理や食事形態の検討などを行う管理栄養士、口腔ケアや嚙み合わせ調整、口腔内補助装置の製作を担う歯科口腔外科医や歯科衛生士といった多くの専門家が協力しながら、チームとして患者さんをサポートしていきます。 とくに口腔がんでは、手術した部位や切除範囲、回復状況など、個人差が大きいため、患者さん一人ひとりの状態に合わせたリハビリプログラムにそって、できるだけ術後早期から訓練を進めていきます。 ＜嚥下のリハビリテーション＞ 通常、飲食物は食道へ、空気は気管へとふり分けられますが、手術後はこの働きが低下して飲食物が肺に入ってしまい、誤嚥性肺炎などを起こすことがあります。 |fcc| kty| iaw| yny| jqs| bpn| pan| vod| dvi| awb| rgc| sog| aum| fja| kfs| all| swf| ahe| nrd| xix| gne| omm| qcq| xyi| gum| kck| emt| fav| gaq| xzh| tps| rxa| apg| jgc| lew| ftj| qeb| vzc| zkq| ovo| owr| tah| vye| nfy| mvf| ygg| gub| tkn| isq| gxp|