に ほふ 意味
美しく映える。 《 万葉集 ・四一三九》 「春の苑 (ソノ)紅 (クレナ )にほふ桃の花下照 (テ゛)る道に出 (イ)で立つ乙女 (ヲトメ)」 《訳》 ⇒ はるのその… 。 美しく色づく。 美しく染まる。 《 万葉集 ・一六九四》 「細領巾 (タクヒレ)の鷺坂山 (サキ゛サカヤマ)の白躑躅 (シラツツシ゛)われににほはね妹 (イモ)に示さむ」 《訳》 鷺坂山の白つつじよ、私の衣に染まってほしい。 妻に見せよう。 快く香る。 香が漂う。 《 古今和歌集 ・春上》 「人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香ににほひける」 《訳》 ⇒ ひとはいさ… 。 美しさがあふれている。 美しさが輝いている。
辞書などに記載されている「にほふ」の主な意味は「赤く色づく、美しい色彩に輝く、香る」などであるが、これらはあくまでも派生した意味にすぎず、その語源はおそらく「に ・ おふ( 荷負ふ)」であろう。 すなわち、「にほふ」という語の原形は「におふ( 荷負ふ)」であり、転じて抽象的な「匂い」や「色」や「香り」などを「背負う(帯びる)」という意味で用いられるようになったものと思われる。 本論文では具体的な根拠に基づいてこの語源説を論証する。 また、万葉集3791 番歌の第31 番目の句「丹穂之為」の訓釈についても検討する。 1.はじめに 「 にほふ( 匂ふ)」の語源は従来どのように考えられてきたのだろうか、まずこの点について調べることから始めよう。
意味の系列から見れば、この「かがる」、「まがる」そして「あなくる」は、「かほる」や「にほふ」とは別系統の文字であり、この標記語「匂」の字注記にすべて集約された紛らわしい文字であったこと、正しい典籍にもとづく、和訓の統合音注が見出し
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