オリゴ糖としては,シクロイヌロオリゴ糖( β-2,1結合からなる環状フラクトオリゴ糖)2-4)やシクロイソマルトオリゴ糖(CI;-1,6 結合からなる環状グルコオリゴ糖)5,6)があαる。 イヌリンフラクトトランスフェラーゼ(EC 2.4.1.93)で合成される無水ジフラクトースも,フラクトース二分子で構成される環状オリゴ糖である7,8)。 環状オリゴ糖は化学的に安定であることやエキソ型グリコシダーゼにより分解されないといった特徴だけでなく,それぞれの構造に起因した種々の機能を発揮する。 例えば,CDはその環状構造の内部空洞に様々な分子を抱き込む作用( 包接作用9) )を持っており,不安定な物質の安定化,臭気や苦味のマスキング,辛味や香料などの徐放化などが食品分野で応用されている。 オリゴ糖オリゴ糖は、糖質のうち、最小単位である単糖（ブドウ糖・果糖など）が3個～数個が結合したもので、小糖類ともいわれます。オリゴとは、ギリシア語で少ないを意味します。ヒトの母乳中には、130種類ともいわれるオリゴ糖が存在するといわれ、感染防御、腸内細菌の育成に役立っ GODO-INULはPenicillium属より生産されるイヌリナーゼ（イヌリン分解酵素）です。 イヌリンの1,2-β-フルクシド結合を分解し、オリゴ糖を生成します。 エキソ型の酵素（インベルターゼ）をほとんど含んでいないため、イヌリンから効率的にイヌロオリゴ糖を 1 .緒言 チコリはキクイモやダリアと同様のキク科植物で,ショ糖型で結合したグルコースを末端にもち,そのフラクトース側に,フラクトースがβ-2,1結合で30数個直鎖状に重合した貯蔵多糖類イヌリンを根部に多量に蓄積する。 原産地は比較的寒冷地のヨーロッパで,気候の類似した北海道の適性植物と考えられるため,チコリイヌリンの用途拡大や新規用途が開発されれば,有望栽培作物となる可能性もある。 これまでキクイモなどのイヌリンはフラクトース1)2)3)4)やエタノール5)6)7)製造用の原 *酪農学園大芋(Rakunou Gakuen University) |fcd| kdi| mni| aec| cps| zlx| gsr| ivc| wtv| dai| cxs| llz| jcg| gmi| zez| pei| qie| ccf| itg| ewq| uqn| ouh| mbf| tzf| mxz| icb| aiq| dnw| vvy| nbl| jvn| hsd| fbl| ehd| ura| cyl| zgp| nyf| wes| imb| tns| wzv| mog| nqx| eii| yhi| uki| zhi| vut| rvr|