西山 太吉 渡辺 恒雄
「外務省機密漏洩事件」、通称「西山事件」と呼ばれるこの事件の裁判で、読売新聞の渡辺恒雄氏は、西山氏の弁護側証人として法廷に立った。 二人は当時、記者として友人関係でもあり、ライバル関係でもあった。 逮捕当初、西山氏を擁護する論調が強かったメディアの報道姿勢も、機密文書の入手方法が明るみに出ると一転、批判が噴出することとなった。 外務省の女性事務官と西山氏が「ひそかに情を通じ、これを利用して」機密文書を手に入れたと、起訴状に明記されたからだ。 こうした中で開かれた「西山事件」の裁判で、なぜ渡辺氏は法廷に立ったのか? 今年1月に刊行された『独占告白 渡辺恒雄』では、著者のNHKチーフ・プロデューサー・安井浩一郎氏が、沖縄返還と「西山事件」の経緯、渡辺氏の裁判証言について詳細に記述。
また番組中に出てきた元NHKキャスター磯村尚徳90才、そして西山事件でも知られる元毎日新聞記者西山太吉88歳。いずれも、質問を理解し論旨の噛み合った明確な回答をする矍鑠とした様子におったまげました。読売新聞の渡辺恒雄は、なぜ毎日新聞の西山太吉のために証言台に立ったのか?. 報道の自由が問われた「西山事件」秘話 - ライブドアニュース
単行本 記者と国家 西山太吉の遺言 沖縄返還交渉は嘘偽り――.機密漏洩で有罪となった著者が,初めて明らかにする「事件」の経緯 試し読み ツイート LINEで送る この本の内容 目次 著者略歴 このまま沖縄返還を迎えさせてはならない,せめて一撃は与えなければならない――.行き詰まる取材の中で偶然手にした極秘電信文は,交渉が偽装と隠蔽の産物と示す重要証拠だった.機密漏洩で有罪となった著者が初めて明らかにする「事件」の経緯とは.社を超えた「親友」渡邉恒雄との交流や深く関わった自民党・宏池会,また大平,角栄,福田の思い出など,数々のスクープを放った政治記者の「遺言」. 書評情報 GALAC(ギャラク) 2020年2月号(評者:藤森 研さん)
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