角 化 歯肉
角化歯肉とは 歯肉辺縁から歯肉歯槽粘膜の境までの歯肉です。 唇やほっぺたを引っ張っても動かない歯肉の事です。 遊離歯肉+付着歯肉=角化歯肉です。 角化歯肉の意義 1. 重層扁平上皮より成る角化歯肉は、細菌や機械的・化学的刺激 に対して高い抵抗性を持ちます。 知覚過敏を起こしにくくなり、ブラシングもしやすくなります。 2. 付着歯肉不足などの歯肉歯槽粘膜の問題は、 歯周病の誘発因子と考えられます。 3. 角化歯肉は遊離歯肉と付着歯肉に分けられるが、 歯・骨に付着する付着歯肉の存在が重要です。 角化歯肉が少ないと、歯肉退縮を起こしやすくなります。 角化歯肉と歯槽粘膜の違い 角化歯肉 は、上皮は厚くて角化しており、結合組織は密なコラーゲン線維から成ります。 血管は少なく歯肉はピンク色です。
インプラント周囲の角化組織(固有歯肉)は必要なのでしょうか? またどれくらいの幅が必要か教えてください。 角化組織は存在したほうがよく、安定してインプラント周囲炎を惹起させないために2 mm以上は必要であると思います。 その理由としては、 プラークの除去が用意になる (ブラッシング時の痛み軽減) 1,2) 軟組織退縮の防止 1) 辺縁骨吸収の防止 2) Bleeding on Probing (プロ-ビングした時の出血)陽性率の低下 1,2) などの報告がある。
角化歯肉(付着歯肉)が無くても歯周組織の健康が維持される場合もありますが、角化歯肉が必要最低限あった方が有利な場面も多いのです。 症例です。 下の写真をご覧ください。 ①が側面。 ②が咬合面です。 そして③がヨードで染色した状態となります。 オレンジの点線が動かない歯茎と動く歯茎の境界線になります。 下写真の枠で囲んだ部分に角化歯肉を移植する計画としました。 歯がない部分より角化歯肉を採取して移植した様子です。 術前術後の比較写真です。 下写真です。 点線の部分が動かない歯茎と動く歯茎の境界線になりますので、術前と術後で比較すると「動かない歯茎」を増やすことが出来ました。 この症例では、歯と歯の間(左上7近心)に深い歯周ポケットが存在したため、どうしても角化歯肉を獲得する必要がありました。
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