兵 十 ごんぎつね
兵十の見たものに着目し,兵十とごんのすれ違いと通い合う心を読み取る。 第2次 3 第6場面の視点の移動を捉える。 視点が動いたことでどのような効果があるのかを話し合う。 B C D E (9時間) 4 最後の一文を味わう。 煙が立ち上る様子をイメージし,この一文の効果を考える。 5 物語冒頭の一文の意味について考える。 また,第6場面のあとで,兵十がごんのことを加助に話すとしたら,どんな 第3次 (3時間) 会話になるかを考えて書く。 6 詳しく読んだあとの感想をまとめ,共有する。 作者の他作品に触れ,作品の読みを深める。 1 作者の他作品を通読し,感想を100字程度で書く。
「兵十だな。 」と、ごんは思いました。 兵十はぼろぼろの黒い着物をまくし上げて、腰(こし)のところまで水にひたりまがら、魚をとる、はりきりというあみをゆすぶっていました。 はちまきをした顔の横っちょうに、まるいはぎの葉が一まい、大きなほくろのようにへばりついていました。 しばらくすると、兵十は、はりきりあみのいちばん後ろの、ふくろのようになったところを、水の中から持ち上げました。 その中には、しばの根や、草の葉や、くさった木ぎれなどが、ごちゃごちゃ入っていましたが、でもところどころ、白いものがきらきら光っています。 それは、ふというなぎの腹や、大きなきすの腹でした。 兵十は、びくの中へ、そのうなぎやきすを、ごみといっしょにぶちこみました。
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