前後 不覚
Dictionary Definition of 前後不覚 Reading 前 ぜん 後 ご 不 ふ 覚 かく ぜ ん ご ふ か く zengofukaku Meaning yojijukugo な adjective noun unconsciousness, having no recollection of one's actions How to write Show stroke number Kanji in this word 前 9 strokes in front,before 後 9 strokes behind,back,later 不 4 strokes negative,non-,bad,ugly,clumsy 覚 12 strokes
「前後不覚に酔う」は「前後の区別もつかなくなるほど酔う」という意味になります。 小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。 使い方・例文 ・そのまま李鄭の部屋で 前後不覚 になってしまっていたのではないだろうか? (出典:吉行エイスケ『飛行機から墜ちるまで』) ・あれぐらい 前後不覚 に酔っ払って良く生き延びていられたものだと思う。 (出典:坂口安吾『明日は天気になれ』) ・ 前後不覚 の状態のまま国連病院の裏の道を通ったのがよくなかった。 (出典:田中哲弥『大久保町の決闘』) ・こんなに遅くまで 前後不覚 に眠ってしまったことは生まれてはじめてである。 (出典:井上ひさし『ドン松五郎の生活』) ・やがて船室に戻ると、船に乗ったときの習慣で、 前後不覚 に眠り込んだ。
前後不覚 前後の区別もつかなくなること。 正常な判断ができなくなること。 正体を失うこと。 また、その 様子 。 [活用] ―に・―で・―だ。 [使用例] 私は彼がこの 調子 で、ぐいぐいウイスキイを飲み、いまに大酔いを発し、 乱暴 を働かないまでも、前後不覚になっては、 始末 に困ると思い[ 太宰治 *親友交歓|1946] [使用例] そのときの彼は自覚しているより 何層倍 も激しく動顛しており、文字通り前後不覚に ウロ たえていたわけだろう[ 安岡章太郎 *月は東に|1970~71] 出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報 精選版 日本国語大辞典 - 前後不覚の用語解説 - 〘名〙 (形動) 前後の区別もつかなくなること。 正常な判断ができなくなること。
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