深草 の 里 現代 語 訳
現代語訳 昔、男がいた。 深草に住んでいた女を、だんだん飽きてきたと思ったのだろう、このような歌を詠んだ。 長い年月住み慣れた深草の里を私が後にすれば、その里はいよいよ草深い深草の野となるだろう。 女、返し、 この深草の里が野となってさびれ果てるなら、私は鶉となってこの里で鳴いていましょう。 そうすればあなたはせめて狩りにでもおいでになるでしょう。 仮にもおいでにならないなんてことは、ないはずです。 と詠んだのに感じ入って、男は出て行こうという心を無くしてしまった。 語句 深草 京都市伏見区の地。 「年を経て…」 「いでていなば」出でて去なば。 去るのは男。 「いとど」はいよいよ。 「野とならば…」 「かり」には「狩」と「仮」を掛ける。 解説
『無名抄』の「深草の里/おもて歌」の流れを、ざっくりと解説しています。各箇所の詳しい授業風の説明は以下をご覧ください。① https://youtu
夕されば野辺の秋風身にしみて鶉鳴くなり深草の里 藤原俊成(ふじわらとしなり)の代表作として知られる、有名な短歌の現代語訳、品詞分解と修辞法の解説、鑑賞を記します。 藤原俊成は、藤原定家の父。この歌は伊
「無名抄(むみょうしょう):おもて歌のこと・深草の里」の現代語訳 俊恵 しゆんゑ 言はく、「五条三位 さんみ 入道のみもとにまうでたりしついでに、 俊恵が言うことには、「五条三位入道の御もとに参上した折に、
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