沖田 修一 監督
沖田修一監督とは、どのような魅力を持った監督なのか? それをもっともよく知る評論家のひとりが、マーク・シリングさんだ。 シリングさんは30年以上にわたり日本映画評論家として活躍し、ヨーロッパ最大の東アジアの映画祭であるイタリア「ウーディネ・ファーイースト映画祭」では、日本担当のプログラムアドバイザーを担当。 『キツツキと雨』(2011)を皮切りに、2冠に輝いた『モヒカン故郷に帰る』(2016)を含む計6つの沖田作品を同映画祭に招致してきた。 「沖田監督の作品は、比較的控えめな演出、スローペースな展開でありながら、気のきいた笑いや人間への鋭い洞察、そしてほっとするような温かみで、観客をその世界に引き込んでいく」と、シリングさんは沖田監督の作品を評する。
1977年8月4日生まれ、埼玉県出身。 「鍋と友達」で第7回水戸短編映像祭グランプリを受賞し、2006年に「このすばらしきせかい」で長編監督デビューを飾る。 以降「南極料理人」「キツツキと雨」「横道世之介」「滝を見にいく」「モヒカン故郷に帰る」「モリのいる場所」「おらおらでひとりいぐも」、ドラマ「火花」「フルーツ宅配便」などを監督した。
田島列島の長編デビュー作を、『南極料理人』『横道世之介』『モリのいる場所』などで知られる沖田修一監督が映画化した『子供はわかって
『南極料理人』『横道世之介』等、愛すべき主人公を温かく描いてきた沖田修一監督の最新作。 その原作はさかなクン初の自伝的エッセイ。 主演をつとめるのは、精力的にクリエイティブ活動を続ける、女優・のん。 好きなことに一直線で、周囲の人々を幸せにする不思議な魅力にあふれた主人公ミー坊を性別の垣根を越え体現する。 また、ミー坊を信じてその個性をを応援し続ける母を演じる井川遥、幼馴染みのヒヨを演じる柳楽優弥をはじめ、不良役の磯村勇斗や岡山天音、映画オリジナルのキャラクターのモモコを演じる夏帆など、実力派の俳優が見事脇を固める。 そして、なんと原作者でもあるさかなクンが映画が初出演を果たしていることにもギョ注目! お魚が大好きな小学生・ミー坊は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。
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