かめ のぞき
その日本の伝統色の中に甕覗(かめのぞき)色というのがあります。 これは藍染の最も淡い色を示すもので、白に近いごく薄い藍色、 やや緑がかっている気もするやわらかく淡い色です。 この印象的な色名の由来にはいくつかの説があります。 有名なものだと、藍染めをするときに、「藍甕をちょっと覗き込むくらいの短い時間漬けて染めた色」という説。 もうひとつ有名なのが「甕に張られた水に空の青色が映ったときの色」というものです。 この色は、色という不確かな存在の中でも特に繊細で儚く、 何か捉えどころのない、ふんわりしたものを感じさせてくれます。 「色というより匂いと呼んだ方がふさわしい」と称されたこともありました。 そんな消えてしまいそうな淡い青にも名前をつけた心の豊かさ、
甕覗とは、藍染の淡い青色を指す色の名前です。 藍染めは、藍甕に浸けることを繰り返し、濃い色に染めてゆくものなのですが、甕覗は、白い布を僅かに浸した程度、甕をほんの少し覗いただけという意味から付けられたのです。 そのため、甕覗の甕は淡い青色をしています。 遊び心から生まれた甕覗 この甕覗で使用する甕を日本中探し、岐阜県の多治見でこの甕を見つけました。 甕には熱い酒を入れます。 ラップをし膨張しますが、冷めると逆にラップがへこみ、密閉性が高くなります。 二重にラップをしてあるため、逆さにしても溢れることはなく、贈り物にも喜ばれる品です。 ひしゃくは、竹のひしゃくの形そのままを成形にできる業者を探し、調度良い角度の曲がり具合そのままを樹脂にしました。
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