債券 デュレーション
デュレーション とは、「利回りが1%増加したときに債券価格が何%変化するか」を示す指標である。 より堅い表現で言えば、「 金利 変動に対する債券価格の感応度 」と言うことができる。 そして、割引債の場合、この デュレーション と、債券の残存年数 (償還までの年数)は一致することが知られている。 残存年数は言い換えれば、 元本の回収まで要する期間 と言うこともできる。 以下では、割引債の具体的な数値例を基に、なぜ両者が一致するのか検証してみたい。 具体例 以下のような割引債があったとする。 額面:100円 残存年数:1年 債券価格:95円 95円投資して3年後に額面の100円が戻ってくるので、100/95≒5.2%・・・① が最終利回り (年率)である。
課題(レポートにして次週提出) 式(4-1)の例について、n=15、F=100、IRR=1.819%のとき、クーポンが1.9%、5%、 10%の3種類の債券について、以下の設問に答えなさい。 それぞれの現在価格を求めなさい。 それぞれのマコーレーのデュレーションと修正デュレーションを求め、 クーポンの違いに
『デュレーション』という言葉をご存知でしょうか? 主に債券投資で使われる指標で英語表記では『Duration』と綴ります。 デュレーションとは、ザックリ言うと「投資の平均回収期間を示す指標」です。
1. はじめに 前回、デュレーションには (1) 債券投資の平均回収期間(あるいは「実質的な」残存期間) (2) 一定の利回り変動に対する債券価格変動の大きさを示す という2つの観点からの説明が並存していること及びその理由、またデュレーション自体いくつか種類があることなどを述べました。 今回は、前回予告しましたように、 (2) の債券の価格変動の大きさを示すものという観点からデュレーションを考えた場合に、そのもっとも基本となる概念をご紹介します。 2. 債券の利回価格曲線と価格変動 前回、残存期間が長い債券ほど、一定の利回り変動に対応する価格変動が大きいことに触れましたが、具体的に割引債で計算して確認してみたいと思います。 ここに期間 2 年と 10 年の二つの割引債があるとします。
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