プロポフォール 血管 痛
血管痛 そして血圧低下と並ぶプロポフォールの高頻度合併症が、血管痛です いざ麻酔を始めよう、というところで 初っ端にまず痛がらせてしまう、というなんとも理不尽な合併症です
小板橋俊哉* [要旨]プロポフォールが本邦で使用されるようになってから20年近くが経過している.本稿では,プロポフォール麻酔の基本について概説する.プロポフォールの効果部位濃度と血中濃度の違いや薬物動態学,薬力学についての基本的知識は必要である.また,薬物動態学的多様性と薬力学的多様性も考慮しなければならない.特に,年齢による変化や肥満患者への対応は実臨床において必須の知識である.一方,TCIポンプに表示される濃度はあくまで予測濃度であり,絶対値にこだわらないことも重要である.プロポフォールの効果を判定する際に,濃度を補完するツールとしてBISモニタなどの脳波モニタは有用である. キーワード:プロポフォール,年齢,肥満 はじめに
プロポフォールTCI投与による静脈内鎮静法導入時の リドカインによる血管痛軽減効果 ―0.5%,1%および2%リドカインの比較― 岡 秀 一 郎 藤 原 広 永 尾 康 吉 村 節 The effect of different concentration of lidocaine
II プロポフォール使用時の注意点 プロポフォールを使用する場合,注 意すべき点は 血圧低下と徐脈傾向である1).血圧低下は直接血管 拡張作用よりむしろ,交感神経抑制作用が主な原因 とされる2).量依存性の心収縮力抑制も報告されて いるが3),臨床的には問題ないことが多く,さ ら に,正常心機能患者のほうが低心機能患者よりも心 収縮力が抑制されるとの報告もある4).適度な徐脈 や血圧低下作用は心筋酸素消費量を減らす必要のあ る虚血性心疾患患者の麻酔には好ましいと考えられ るが,弁 疾患のように前負荷,後 負荷,心 拍数のバ ランスを保つ必要がある場合には注意を要する.さ らに注入時血管痛5),導入時や覚醒時の痙攣様運動 も臨床使用上,問題となる点である6), 7).
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