山岸 剛
写真家山岸剛さんの作品を紹介しながら、「なぜ撮るのか」「写真ができること」について議論したいと思います。展示会場である赤坂のTokyo
山岸剛 ──3月に写真集『Tohoku Lost, Left, Found』(以下『Tohoku』、LIXIL出版、2019)を上梓しました [fig.1] 。 これは私がおもに岩手、宮城、福島の太平洋沿岸部を8年にわたって記録した写真をまとめた本です。 2010年8月に撮影を始め、震災後は年に3〜4回のペースで撮影を続けてきました。 被災の状況や復興のプロセスをジャーナリスティックに記録しようというのではなく、建築写真家として、ふだん東京などで建築物を撮るのと同じように撮影をしてきました。 この本のカバーの裏面に「東北 建築 写真」と大書してあるのはこうした考えからです。
山岸剛『Tohoku Lost, Left, Found』 2019年04月01日号 シェア Tweet 発行所: LIXIL出版 発行日:2019/03/01 「3・11」からちょうど8年が過ぎ、あらためて東日本大震災の意味を問い直す写真の仕事が立て続けに公開されている。 建築写真を専門に撮影してきた山岸剛の『Tohoku Lost, Left, Found』もそんな一冊である。 山岸は震災前の2010年から東北地方の沿岸部を撮影していたのだが、2011年5月に岩手県宮古市、山田町、大槌町、宮城県気仙沼市などを訪れ、それから3カ月に一度ほどのペースで被災地に通い詰めるようになった。 本書には2017年9月までに撮影された199枚が、フルカラーで462ページにおさめられている。
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