水鏡 古典
水鏡における評価の問題――低評価の根拠と し、評価の見直しを求める。史的背景と『水鏡』の記事との関わりを分析・考察して挙げられる藤原百川関連記事について、その歴 第一章は『扶桑略記』唯一典拠説への批判、第二章以降 かを紹介しよう。る。
四鏡 (しきょう)は、 平安時代 後期から 室町時代 前期までに成立した「鏡物(かがみもの)」と呼ばれる『 大鏡 』『 今鏡 』『 水鏡 』『 増鏡 』の4つの 歴史物語 ( 歴史書 )の総称。 成立時期より前の時代の内容を扱っている。 概要 いずれも鏡という名前を冠しており、非常に高齢の老人が「昔はこんな事があったなぁ」という話を2人でしていたり作者に対して語ったりするという形式を取っている。 これらは初めに成立した大鏡の特徴を後の3つが踏襲している。 成立順は大鏡・今鏡・水鏡・増鏡の順で、これを覚えるための 語呂合わせ として「だいこんみずまし」(だい→大鏡、こん→今鏡、みず→水鏡、まし→増鏡)がある。 しかし作中で扱っている時代の順に並べると水鏡・大鏡・今鏡・増鏡の順となる。
菱田春草 (1874-1911) . 明治30年/1897 . 掛幅装,絹本着色. 257.8×170.8. 1幅
『水鏡』が扱う初代天皇からの歴史のうち、『古事記』が第 33 代の推古天皇までを(最後の方はほぼ系譜のみですが)、『日本書紀』が第 41 代の持統天皇までを扱っているため、『水鏡』は、内容の半分以上が「記紀」とかぶってしまっています。 加えて、この作品だけが「四鏡」の中ではオリジナルではなく、先行する『扶桑略記(ふそうりゃくき)』という、仏教の歴史を記した本のダイジェスト版だということです。 こうした、オリジナリティの低さが、『水鏡』がマイナーである一因とは言えそうです。 『水鏡』の存在意義
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