かな 詠嘆
[名](スル) 1 物事 に深く 感動 すること。 「 見事 な 演技 に—する」 2 感動 を声に表すこと。 類語 喝采 (かっさい) 感嘆 (かんたん) 賞嘆 (しょうたん) 出典: デジタル大辞泉(小学館) 詠嘆 の慣用句・熟語 (1) 出典: デジタル大辞泉(小学館) えいたんほう【詠嘆法】 詠嘆・感動の意味を表出する表現法。 ふつう、感動詞を用いたり、平叙文に助詞「な」「なあ」「よ」「か」「かな」などや、助動詞「けり」を付けたりする。 「ああ、すばらしい」「すごいな」「さびしかりけり」などの類。 また、「お見事」などでの、一語文や、和歌などでの、一文を体言止めにする手法も含まれる。 詠嘆 の前後の言葉 永代橋 郢斲 栄達 詠嘆 詠嘆法 エイダ 永高
「かな」は詠嘆を表す終助詞。 終助詞とは原則として文末に用いられる助詞なので、俳句においても「かな」は句の 末尾に用いる 事が圧倒的に多い。 同じ詠嘆を表す助詞でも「や」と大きく異なるのは、明確な接続の原則があるという点。 1.遠山に日の当たりたる 枯野かな (枯野=名詞)高浜虚子 2.夏雲群るるこの峡中に 死ぬるかな (死ぬる=動詞「死ぬ」の連体形)飯田蛇笏 3.腹水みたび脱ぎて糸瓜忌 近きかな (近き=形容詞「近し」の連体形)角川源義 4. 寒鯉〈かんごい〉は しづかなるかな 鰭〈ひれ〉を垂れ (しづかなる=形容動詞「しづかなり」の連体形)水原秋櫻子 ※この句は倒置法として「かな」が中七に使われている。 5.若葉して家ありとしも見え ぬかな (ぬ=打消しの助動詞「ず」の連体形) 正岡子規
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