苔 季語
苔茂る(こけしげる)仲夏 - 季語と歳時記 ← Previous Next → 苔茂る(こけしげる)仲夏 【子季語】 青苔/苔青し 【解説】 梅雨時の雨をたっぷり吸って、苔が青々と茂ること。 湿気を好む陰気な植物ではあるが、苔寺といわれる京都西芳寺のそれは息をのむほどに美しい。 投稿ナビゲーション ← Previous Next →
俳句の季語や季題に用いられる難読語の読み方を調べることができる辞書です。こけから始まる用語のさくいんを絞り込んで、苔青しや苔茂るなどの季語を見つけることができます。
仲夏の季語 苔の花 維管束のない植物・蘚苔類(蘚類・苔類)のことを一般にコケと呼ぶが、鑑賞用に用いられるのは苔類。 その苔類にもいろいろな種類があり、苔寺などでよく見られるのは、スギゴケ、ヒノキゴケ、シラガゴケ。 コケは、はじめて地上に上陸した植物。 約5億年前に上陸したコケは、空中の酸素量の増加に寄与した。 コケは、薄暗い湿気の多い環境を好むと考えられているが、苔類は乾燥にも意外と強い。 また、光合成を行うため、光を必要とする存在でもある。 「苔の花」と呼ばれるものは、苔類の胞子嚢である蒴のこと。 春か秋に蒴が見られる種類が多いが、苔類が雨季に映えるために、夏の季語となる。
【読み方】こけのはな 【ローマ字読み】kokenohana 子季語・関連季語・傍題・類語など ・花苔(はなごけ:hanagoke) - 季節による分類 ・「こ」で始まる夏の季語 ・「夏の植物」を表す季語 ・「仲夏」に分類される季語 月ごとの分類 ・ 6月の季語 苔の花を含む俳句例 此奥に聖おはしぬ苔の花/暁台 蚤ひろふ猿の胡座や苔の花/蓼太 後撓ひ下る石道苔の花/石塚友二 鞘堂の鞘の日数に苔の花/深谷雄大 湖に臨む旌忠門や苔の花/野村泊月 雪汁のぬくみいそげよ苔の花/智月 香もそれも寂光院や苔の花/飴山實 水かけて明るくしたり苔の花/乙二 苔の花門に車の跡もなし/子規句集 岩角や火縄すり消す苔の花/炭太祇 御廟所の葵の紋に苔の花/和田郁子 石獣の口中苔の花ざかり/加藤憲曠
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