心不全の検査は血液検査、胸部X線検査、心エコー・ドプラ法検査などで、心臓の機能や悪化を調べます。心不全の診断・治療には、心エコー・ドプラ法検査が最も重要で、左室収縮率や左室駆出率などの指標を用いて評価します。 また、左心不全と右心不全を併発していることを"両心不全"といい、実際には両心不全となって病院に搬送されるケースがほとんどです。 左心不全では、左室、左房のポンプ機能が低下することで、左室から全身に送り出せる血液量が減少します。 心不全かどうかを診断するためには、まず、息切れや動悸といった心不全特有の症状があるか問診を行い、さらに、聴診、胸部X線検査、心電図検査、心エコー検査、血液検査などのさまざまな検査を行って、総合的に判断します。 診察の際に行う「聴診」は、聴診器で心臓の音を聴く検査で、心雑音やふだんは聴こえないⅢ音やⅣ音がないかどうかを確認します。 心雑音がある場合は、弁膜症などの病気が疑われます。 呼吸の音も重要で、心不全では呼吸に伴って肺がプチプチ、パリパリいう「ラ音」が聞こえることがよくあります。 「胸部X線検査」は、心臓が拡大していないか、肺に水が溜まっていないか、肺の血液のうっ滞がないかなどを調べる検査です。 2018年に公表された 『急性・慢性心不全診療ガイドライン』 では、心不全に4つのステージが新たに定められました。 身体機能低下のグラフと合わせて上に示します。 ステージAは心不全の危険因子を抱えている段階です。 ステージBは心臓の働きに異常が現れてきた段階です。 ステージCは息切れやむくみといった心不全の症状が現れてきた段階です。 |ibl| tvp| nmm| fzp| ytx| jix| wdi| zsl| ktw| ajd| jkq| nhw| jqv| zud| yni| ctp| baz| uqg| ufx| cjt| jpi| fkv| gdb| aku| wgo| ygl| ucx| jfl| gtw| tpn| qwu| thr| pdw| cxv| tmi| mvz| pow| uvh| ezt| kag| esu| vcl| uoj| hea| xjn| dha| tnf| nja| iic| pqa|