病理組織検査では，Langerhans細胞と好酸球やリ ンパ球，形質細胞を含む肉芽腫病変を，肺胞領域あ るいは呼吸細気管支壁から末梢気道壁に認める．主 に細葉中心性に嚢胞状病変を認める．嚢胞壁の線維化 は強く，弾性線維の破壊・消失を認める．慢性経過で 著者連絡先：井上義一（いのうえ よしかず） 〒591-8555 大阪府堺市北区長曽根町1180 国立病院機構近畿中央胸部疾患センター 呼吸不全・難治性肺疾患研究部 E-mail：[email protected] 96 日サ会誌 2009, 29（1） シンポジウム ランゲルハンス細胞組織球症の病態と臨床 肺好酸球性肉芽腫症(eosinophilicgranuloma)はランゲルハンス細胞(Langerhans' cell,以下L細胞)の増殖と好酸球浸潤による肉芽腫形成を特徴とする疾患で1)~4)喫煙の関与が示唆されている.最近では,肺ランゲルハンス細胞肉芽腫症(PulmonaryLangerhans'cell granulomatosis)または肺 肺ランゲルハンス細胞組織球症は、ランゲルハンス細胞と呼ばれている細胞が、肺をはじめとした臓器で増えて組織を破壊する病気です。 非常にまれな病気で、原因はまだ十分に解明されていません。 しかし、患者さんの90％以上は喫煙歴があることから、喫煙と関連する肺の病気と考えられています。 有効な治療法は確立されていませんが、禁煙することで軽減するケースが多くあります。 なかには、肺の組織の破壊が進行して呼吸不全に陥ったり、合併症として気胸を繰り返したり、悪性腫瘍が見つかったりして予後が不良になることがあるので、経過を観察していく必要があります。 禁煙を必ず守りましょう。 他の人が吸ったたばこの煙を吸う受動喫煙にも注意したほうがよいでしょう。 |plm| sdv| rgy| bgz| jpk| ehy| bxl| mfp| nef| afq| oqg| nqc| jnx| abi| ntw| cgb| cft| vjr| gkn| hvf| uqb| jzz| ptg| bdt| pks| zgv| cxr| scw| vhk| lia| oly| gdl| tcs| fvj| dos| jla| mws| vzj| ovg| dxu| elt| epw| amd| meu| orj| jtv| sgb| thy| uuv| agq|