ソウジュツ 生薬
TOP 知る(漢方) 生薬四方山話 蒼朮(そうじゅつ)この頁 【大分類】 芳香化湿薬 …湿邪を乾燥させ、脾胃の働きを改善する中薬です。 内湿と外湿の両方の湿を取り除く主要な生薬 【学名】…Atractylodes chinensis 【中国読み】…CHANG ZHU 概要 ホソバオケラ Atractylodis lancea De Candolle は中国中部に分布する多年草です。 明るい林床や草地に生え、近年は栽培もされています。 雌性株と両性株があり、葉は単葉もしくは浅く3~5裂します。 花は白色~帯紅紫色で魚の骨状に裂けた総芭片に包まれており、8~10月に開花します。 根茎を乾燥したものを生薬として用います。
生薬ソウジュツ(蒼朮)は、成分としてアトラクチロジンなどを含み、健胃、整腸、利尿作用があるといわれています。 一般用漢方製剤294処方では、二朮湯(にじゅつとう)、茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)など73処方に配合されています。 低温で長期保存していると表面に綿状のものが付着することがありますが、これは精油成分の結晶が析出しているものでカビではありません。
ソウジュツはホソバオケラとシナオケラの根茎で、中国原産の多年生草本である。生薬はホソバオケラとシナオケラの雑種の根茎で、精油やポリアセチレン化合物などの成分が含まれる。漢方処方では健胃消化薬や利尿薬などの用途がある。
【生薬解説】蒼朮(そうじゅつ)とは 2021.02.03 Tweet 別名:唐蒼朮(からそうじゅつ)・茅朮(ほうじゅつ)・古立蒼朮(こだちそうじゅつ)/ほそばおけら(細葉朮) 中国大陸に分布するキク科の多年草、ホソバオケラ(㊥南蒼朮Atractylodeslancea)やシナオケラ(㊥北蒼朮A.chinensis)などの根茎を用います。 中国から輸入されている唐蒼朮のうちホソバオケラの根茎をとくに古立蒼朮あるいは茅朮といいます。 日本ではオケラA.japonicaを和白朮(わびゃくじゅつ)と称していますが、中国の地方によってはオケラも蒼朮のひとつとされています。
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