非 定常 熱 伝導
非定常熱線法は、 定常法 と異なり、熱移動の 過渡現象 を利用して熱伝導率を求めるものである。 固体の場合には、2枚の試料の接合面の中央に挟まれた直線状の金属低抗線 (以下、これを熱線と呼ぶ)に通電すると ジュール熱 が発生し、線に垂直な面内で放射状に拡がり、熱線に接した試料の温度は急速に上昇するが、試料内の熱拡散の難易によりその温度上昇の様子は試料によって種々異なる。 この上昇率の時間依存性が試料の熱伝導率に関係するものとして、これから熱伝導率を知ろうとするのがこの測定法の原理である。 この方法での熱伝導率の算出式は、理論式から次のようにして得られる。 まず、無限に拡がった 媒体 中に太さのない無限長さの直線状熱源を仮定する。
ガラス(非晶質)などの熱伝導率は、極低温では温度 t の2乗に比例する。 気体での熱伝導率は温度の上昇により大きくなるが、液体では逆に温度の上昇により熱伝導率は減少する。 ヘリウムが超流動状態になると熱伝導性が非常に高くなる。
定常法: 非定常法: 試料に 定常的な温度勾配を与えて 熱伝導率を測定する方法: 試料に 過渡的な熱流エネルギーを加え 、試料の温度応答から熱伝導率を算出する方法: 例) 試料の片側を高温に、反対側を低温にして、試料内各点の温度を測定する
用いて熱伝導率が算出できる。 Table 1に定常法と非定常法の代表的な測定手法に ついて,加熱方式,温度測定の方式(接触式か非接触 式か)およびそれぞれの特徴をまとめた。定常法の加 熱方式では,常に一定の熱エネルギーを試料に連続し て与える。
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