尺骨 突き上げ 症候群 保存 療法
7割程度は保存療法で軽快すると言われています。 保存療法はサポーター、装具を利用し局所安静を行います。 また、ステロイド注射も行うこともあります。 保存療法で3か月以上経過しても改善がない場合、手関節の不安定性が高度な場合は手術療法を検討します。 状態によって修復術や部分切除術、骨切り術を行います。 麻酔は全身麻酔で行い、2泊3日入院となります。 術後は2~4週程度の外固定が必要です。 尺骨突き上げ症候群、TFCC損傷に対する尺骨短縮骨切り術 整形外科へ戻る 記事一覧へ TFCC(三角線維軟骨複合体)損傷、尺骨突き上げ症候群 | 聖マリアンナ医科大学 横浜市西部病院は、神奈川県横浜市旭区にある先進的高度医療を提供する地域中核病院です。
治療方法として、三角線維軟骨の辺縁部は血管が存在して自然治癒が望めるため、新鮮断裂に対しては保存療法がとられます。 固定と安静にて痛みが軽快しない場合には、観血的手術(デブリドマン)の適応となります。 ②尺骨突き上げ症候群 通常、手関節の橈骨と尺骨は同じ長さですが、橈骨遠位端骨折で橈骨が短縮したり、先天的に尺骨が長い場合は尺側の関節内圧が上昇します。 そうすると、三角線維軟骨複合体や手根骨が圧迫され、痛みが生じることになります。 これを尺骨突き上げ症候群と呼びます。 治療方法として、周囲組織の炎症が治まるまでは患部の安静を図り、必要に応じてサポーターなどを着用します。 基本的には骨アライメントの変化に伴う障害ですので、痛みを繰り返す場合は手術療法にて尺骨の短縮術を行います。
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