ステント 材質
素材はステンレススチールやニチノール合金(MR検査可能)などでできており、体内に生涯留置される様式になっています。 下肢の動脈が閉塞/狭窄した場合に、血流改善を目的にステントを留置します。 腸骨動脈(骨盤内の動脈)のステント治療の成績は良好で、しかも局所麻酔で実施できますので、現在では人工血管によるバイパス手術より多く行われています。 一方、大腿動脈(ソケイ部より足側)にステントを留置した場合には、大腿の筋肉の収縮、圧迫によってステントが破損して閉塞する危険性があります。 2012年大腿動脈用ステントが初めて認可されましたので、今後、より多く行われるようになると思われますが、実施は現在の症状を適切に判断して慎重に行うべきでしょう。
材質は ステンレス (SUS316L)、 コバルトクロム合金 (Co-Cr)、 ニッケルチタン合金 (Ni-Ti)等があります。 製法としては、 レーザー加工 の他、ワイヤーを編んで形成したものがあります。 注) ここで説明する"ステント"とは、一般的には、"ベアメタルステント"と呼ばれる、 後工程が施される前の、素材のままのステントのことを指します。 人間の体内の狭くなったり、詰まったりした血管の中へ、 カテーテルを使用して挿入され、血流を確保し留置されます。 NEXT >> ステントの表面状態の重要性 薬のコーティングと安全性からも… ページの先頭へ ステントとは、人体の血管・気管などを、内部から広げる医療用器具です。
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