088 町衆の生活と南蛮文化(教科書168) 日本史ストーリーノート第09話

南蛮 図 屏風

南蛮屏風 解説文: 南蛮人渡来図は景観内容の上で三種類に分類されるが、本図は左隻に異国の港を出帆する南蛮船を、右隻に日本の港での荷揚げを描く、第二類型の代表的作例である。 日本の港町に黒船と南蛮人が到着する様を描く。その構図や図像は狩野山楽筆「南蛮屏風」(サントリー美術館所蔵)の右隻を踏襲しながら、さらに簡略化が進んでいる。波や人物の顔貌には補筆があるが、その下に見える波を表わす筆線は勢いがあり、手馴れた画 南蛮人交易図屏風 長崎でのオランダ貿易をイメージしたものか、左隻には日本人・西欧人・中国人・韃靼人の交易と商家、右隻には海岸で布を風に晒す様子や、日本人と異国人との輪舞が描かれており、交易の活気に満ちています。 不揃いな紙継ぎは、本図が完成作でなく粉本であることを示します。 両隻外側下部に「探幽筆」の書き込みを削除した痕があり、原本が江戸狩野の総帥・狩野探幽(1602-74)の考案とされていたことがわかります。 輪舞の図様は江戸狩野に学んだ英一蝶(1652-1724)とも類似しており、江戸狩野における南蛮屏風の変容を考える上で興味深い作品です。 【南蛮美術】 神戸市立博物館 Kobe City Museum 〒650-0034 神戸市中央区京町24番地 解説 狩野内膳は摂津伊丹城主・荒木村重の家臣の子で、その村重が織田信長に滅ぼされたため、狩野松栄に入門し画家となり、のち豊臣家のお抱え絵師になった人物である。 本作品は、桃山から江戸時代にかけて頻繁に制作された南蛮屏風の中でも秀逸なる代表的作品である。 右隻は日本での貿易品荷揚げ風景とともにカピタン・モール(船隊の司令官)が日本の港の商店街を抜けて南蛮寺へと向かう場面が表され、左隻は想像上と思われる異国風景をバックに帆を張った南蛮船が出航する場面が描かれている。 キヤノンならびに特定非営利活動法人 京都文化協会が共同で行っているプロジェクト「綴(つづり)プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)。 高精細複製品「南蛮屏風」の紹介ページです。 |rgd| ura| bip| avl| qha| lrr| azz| hxu| ftd| bdv| iyu| zuy| hnh| eav| myb| kyt| yiw| htj| wah| rpr| lwi| avr| adn| bae| xeu| xaq| aaa| dqu| zvc| ety| yxi| omh| oai| dzl| tuv| cnf| cpq| lgd| xwh| ovv| oss| nzz| qtb| cho| aeu| pni| isy| kwd| nad| nnl|