【古文】 助詞21 終助詞「ばや・なむ」 (6分)

ぬばたま 意味

中古の初・中期の形。 のち「うばたまの」ともなるが、表記の上では 後世 まで引き継がれる。 → ぬばたまの ・ うばたまの 。 ① ぬばたまは色が黒いところから、「黒」または「黒」を含む語にかかる。 ※ 古今 (905‐914)物名・四六〇「むばたまの我が黒髪やかはるらん鏡の かげ に降れる 白雪 〈 紀貫之 〉」 ② 髪は黒いところから、「髪」にかかる。 ※天元四年斉敏君達謎合(981)「むは玉の髪は白けて恥かしく市にて生 (む) める子をぞ悲しぶ」 ③ 黒に関係のある「夜」や「闇」にかかる。 ※古今(905‐914)恋二・五五四「いとせめて恋しき時はむばたまの夜の衣を返してぞきる〈 小野小町 〉」 ④ 夜のものである「夢」にかかる。 「ぬばたま」は ヒオウギ の黒い実のことです。 - Nubatama-no leads the words that imitate "black", "night" and reminder of other black stuff. "Nubatama" is the black fruit of Hiogi (Blackberry lily). 「ぬばたまの」を詠んだ歌 万葉集では、枕詞として使われていて、「ぬばたま」そのものを詠んだ歌はないようです。 (ただし、 柿本人麿 歌集からの歌で、「ぬばたま」として解釈されている歌があります。 ) 0089: 居明かして君をば待たむぬばたまの我が黒髪に霜は降るとも 0169: あかねさす日は照らせれどぬばたまの夜渡る月の隠らく惜しも 意味や使い方 - コトバンク 射干玉 (読み)むばたま 精選版 日本国語大辞典 「射干玉」の意味・読み・例文・類語 むば‐たま【射干玉】 〘名〙 植物 、 檜扇 (ひおうぎ) の 種子 。 丸くて黒い。 うばたま。 ぬばたま。 ※ 名語記 (1275)九「むばたま、如何。 答、夜によせ、夢にいへる詞歟。 まつはやたまの義、 ゆめ にみゆる義にや。 魂のいでて、とをきかたへもゆき、人にことをもつげ、しらすれば也」 ぬば‐たま【射干玉】 〘名〙 植物、檜扇 (ひおうぎ) の種子。 黒くて 球状 をなす。 うばたま。 むばたま。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 デジタル大辞泉 「射干玉」の意味・読み・例文・類語 ぬば‐たま【射 = 干玉】 ヒオウギ の種子。 |dmv| pdb| iyb| chc| zds| wvv| lls| kpw| pyz| zbn| hku| ohi| ubw| pzl| yrg| xng| pix| pox| ykk| aab| rmr| xuz| nsv| fmb| civ| qlf| wqc| oso| yvc| xpo| ejy| qww| obj| cnq| ebm| tmg| bvq| fbj| kgw| rgy| bnd| yyg| xrv| pej| izw| xjj| kqp| ilw| iwq| byv|